最新の賃貸管理業界の風向きを感じて

さて、先週は何かと京都で過ごしておりました。

その辺のことは後日ブログでご報告するとして。。。

 

2月5日金曜日

夕刻から

京都の 都市住居推進研究会様のセミナー講演会を受講してきました。

賃貸管理業界に関するテーマで、「賃貸管理、法制化への道」というもの。

 

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現在の賃貸管理業界では様々なテーマが存在します。

 

司法の場でもテーマとなっている

退去時の原状回復の件や、敷金・敷引きの件、

 

不況による家賃の下落やそれに加えての家賃滞納の増加、

 

地域にもよりますが、更新料の件、

消費者保護の正義の視点なのか、あるいは 単なる後出しジャンケンビジネスなのか。

 

賃貸物件のストック過剰気味な市場にもかかわらず、賃貸住宅経営がローリスク・ミドルリターンかのように住宅メーカーが華美な宣伝を振りまいて購入意欲をあおり、その建築・賃貸住宅経営を薦める、、、

 

根底には

天下国家の住宅行政政策や、私的自治の原則等の法律の原理原則のこと、

生活弱者への配慮や、経済の更なる発展、消費者保護の視点等、
様々な重要なテーマがあると思いますが、

 

どうも、

「 貸し手は強者、借り手は弱者 」 みたいな

薄っぺらい レッテル張り 論争みたいな報道のされ方や、主張には 

なんとなく ??? な感じをもっていました。

一方で、裏では、本質的には

どこかで誰かがそれをビジネスにしているのではないかとも疑念を持ってしまいます。

 

 

私の狭い世間、少ない経験からのことですので、ご批判はあろうかと思いますが、

 

現実には

デベロッパーの甘い話にのってしまい、事業計画は絵に描いたもちで、

ローンの返済もできなくなり、自己破産に追い込まれた大家さん、

老後の年金の少しの足しになればとの思いは、真逆の結果となってしまった。

 

生活苦を少しでも良くしようと、そこそこ高齢にもかかわらずパートへ毎日行くものの、

ちょっとしたケガで、解雇され、どうしても家賃を滞納せざる得なくなった賃借人さん、

パート先では法令無視の社会保険・雇用保険もかけてもらっていない状態でした。

生活の根源である雇用の場面でのルールはどうしてそんなに機能していないのでしょうか?

 

等々、やりきれない現実の話を体験しています。

 

 

こんな悪い社会の縮図みたいな問題が

「 貸し手は強者、借り手は弱者 」 の薄っぺらい論争のように報じられていることに対しては

どうも疑問を感じざるを得ません。

 

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今回受講させていただきました講演の内容は

賃貸管理業界では これらの問題解決のため

賃貸管理業の法制化、ルール化を目指しているという内容のもの。

 

講演者さんのお話の内容はとても良かったです。実務の視点から複眼的に検討されていて、

その真剣な検討のスタンスには、感銘をうけました。

けっして一つの立場からの一方的な主張でなく、「妥当性・公正さ」見たいな点を

真摯に検討されているご様子で、大変勉強になりました。

 

 

以後も、しばらく勉強・ウォッチング等、自分なりにも検討していこうと思います。

 

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翌朝もAM8:30から京都にて業務の予定がありましたんで、

京都で宿泊としました。

で、翌朝。。。。。

 

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ほんのり雪景色・・・・

 

やっぱり京都はさむいわ。。。。。。

 

 

 

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